失った歯を取り戻すための治療
日本人が歯を失う原因の多くは、歯周病やむし歯ですが、中には事故などでやむを得ず歯を失ってしまうこともあります。歯を失った箇所をそのままにしておくと、見た目に悪いだけでなくしっかり噛むことができません。また、歯を失った箇所の両隣の歯が倒れてきて、歯並びも崩れてきます。そのため、歯を失ったらできるだけ早く、人工歯で失った歯を補う必要があるのです。
福岡・糸島の歯医者「おぎの歯科医院」では、失った歯を取り戻すための治療として、「インプラント」「入れ歯」「ブリッジ」のいずれの治療も行っています。歯を失ってお困りの方は、当院までご相談ください。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
・人工歯根をあごの骨にしっかり固定するため、入れ歯のようにずれることがなく固い物でもしっかり噛める ・天然歯で噛んでいるような食感なので、食べる楽しみを取り戻せる ・セラミック製の人工歯は自然な色調・透明感を得られるため、天然歯と見分けがつかないほど自然 ・ブリッジのように周囲の歯を削る必要がない ・定期的なメインテナンスを行うことで長期的に使用できる ・歯の本数に関わらず治療できる ・歯を失った箇所はあごの骨がしだいに減ってしまうが、噛む刺激が伝わることで衰退を防止できる |
・治療に数か月かかる ・手術が必要 ・適応できないケースがある ・自費診療であり高価 ・継続的なメインテナンスが必要 |
インプラント症例
Case1
右上3当部GBR
5年経過時
骨レベル、審美性、機能性が維持されています。矢印部がインプラント修復歯です。
Case2
術前
上の入れ歯を固定式にしてほしいということで来院されました。上顎に7本のインプラントを埋入し、つけ外しの義歯から固定式のインプラントに変更しました。
Case3
矢印部分の歯は残念ながら歯根破折により抜歯になりました。綿密な術前診査のうえ、抜歯即時埋入で対応しました。
周囲組織は安定し、良好な予後が期待できます。
Case4
術前
左上1番3番の欠損に審美インプラント治療を、右上1番・4番 左上4番にはe-maxによる審美修復、右上3にはコンポジットレジン修復を行いました。
術後
大変審美的で健康的な口元を取り戻すことができました。どの歯が治療した歯か見分けがつかないほどの仕上がりです。
術後のデンタルレントゲン写真
骨レベルも安定しています。
当院のインプラントヘの取り組み
当院院長は、豊富なインプラント手術実績を持ち、日本口腔インプラント学会会員としても活動しています。
世界トップレベルのインプラント素材や最新の設備で、安心安全な治療を行っております。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
・保険適用の入れ歯があり、インプラントと比べると安価 ・インプラントと比べると短期間で治療できる ・噛む機能を取り戻すことができる ・ブリッジのように健康な歯を削る必要がない |
・インプラントと比べるとしっかり噛むことができない場合がある ・見た目が不自然で入れ歯だと気づかれる可能性がある ・装着時に違和感や痛みが出る場合がある ・ずれることがある ・長期間同じ噛み合わせを維持しにくい場合がある ・数年ごとに作り替えが必要な場合がある ・入れ歯を支える骨や歯を失うリスクがある |
当院の取り扱い入れ歯
金属床
あごに当たる床の部分が金属でできた入れ歯です。薄く作製することができるため、食べ物の温度を感じやすく食事を楽しめます。また、違和感が少なく快適な装着感を実現します。ただし、修理が難しい場合があり、金属アレルギーのリスクがあります。
ノンクラスプデンチャー
金属の留め具(バネ)のない入れ歯です。金属を使っていないので見た目が自然で、入れ歯だと気づかれにくくなります。装着感にも優れ、違和感も少ないのが特徴です。金属アレルギーの心配がありません。丈夫で割れにくく長期間快適に使えます。
シリコンデンチャー(吸着義歯)
あごに当たる床の部分が生体用シリコンでできた入れ歯です。シリコンが歯ぐきにピタッとフィットして違和感が少なく、しっかり噛むことができます。またシリコンは弾性があるので、強く噛んでも歯ぐきを痛めることがありません。
コーヌスクローネデンチャー
留め具(バネ)を使わず、歯に被せる内冠と入れ歯に取り付ける外冠をはめ込んで固定する入れ歯です。バネを使用した入れ歯より安定感があり、ぴったりフィットして装着感にも優れています。見た目も自然です。ただし、金属アレルギーのリスクがあります。
マグネットデンチャー
入れ歯に磁石を埋め込み磁力で固定させる入れ歯です。バネを使用した入れ歯より安定感があり、外れにくくしっかり噛むことができます。見た目も自然です。ただし、金属アレルギーのリスクがあります。
インプラントオーバーデンチャー
複数本(最小2本)のインプラントを埋入し、それを支えとして義歯を装着する治療方法です。義歯がインプラントでしっかり固定されるので、義歯でありながらしっかり噛むことができます。また、あごの骨に噛む刺激が伝わるので、あごの骨が痩せてしまうリスクを抑えることができます。全歯を失った場合、すべてをインプラントにするよりも安価です。
ロケーター
複数本のインプラントを用いて、入れ歯を固定させる装置です。通常の義歯と比べてしっかり固定されるため、外れにくくなります。着脱も簡単です。
入れ歯症例
メリット | デメリット |
・自分の歯と同じように噛むことができる ・噛み合わせを回復させることができる ・保険適用の範囲内で行えば安価 ・歯列の安定したつながりを回復できる |
・両隣の歯が健康でないとできない ・失った歯の数が多いと適応できない ・健康な歯を削る必要がある ・噛むときに土台となる両隣の歯に負担がかかるうえに清掃性が悪くなるため、その歯を失うリスクが高い ・セラミック素材を使用しないと見た目が劣る ・インプラントより長持ちしない(平均7~8年) |